２００５年４月３０日 兵庫県
メンバー：友野（単独行）
４／３０、大阪府の最高峰の金剛山から葛城山を縦走してきました。
大阪府から奈良県側に歩いてみました。
前日、梅田の本屋さんで昭文社のハイキング地図「金剛・葛城」（800円）を買い、
ホテルで缶ビールを飲みながら、阪神―ヤクルト戦（関西ではいつも阪神戦！などと感心して）
をTV観戦しながら、地図を熟視（熟読？）して見ると、
「うん、これなら日帰りで縦走できる」と思い、
ヤクルトの勝利を確認し、明日は早起きと・・・気分良く早々に寝ました。
ホテルから天王寺（近鉄あべの橋）駅まで徒歩10分。
近鉄の準急で古市という駅で近鉄長野線に乗り換えて富田林駅に降りました。
富田林といえばPL学園高校、おお！ここが清原、桑田らを育てた街か
・・などと勝手に高校野球の思いを馳せて、バス停へ。時間が合わず45分待って、
やっと金剛山登山口行きに乗りました。バスでの登山者は15名ぐらいでしたが、
バスを降りた登山口にはあちこちに大きな駐車場があり、どこも車が満杯で、
すでに多くの登山者が入山している様子でした。
登り始めると、もう下山してくる人が続出！皆、軽装備。中には装備もなし。
タオル１本下げて走って下山してくる人もいました。
関西はマラソン登山ブームなのか？・・・と不思議に思いました。
途中で小休止していると、下からも続々と登ってくる人が多くいました。
休憩していると、どんどん追い越されてしましました。
けっこう高齢者も多いです。ジャージ＆ジョギング・シューズ姿の人に
「マラソン登山ですか？」などと声をかけると、「まあ、そんなもんです」
という答えでした。すごい！やはり、関西はマラソン登山ブームなのか？
さらに私を抜かして行ったおじいさんに「お元気ですねぇ」とねぎらいの声をかけると、
「私なんか、78やでぇ」との関西弁の答え！・・・ショック！！！
・・・登りで抜かれてしましました。９合目ぐらいに差し掛かると、
そのおじいさんはもう下山してくるではないか？？？さらにビックリでした。
いよいよ金剛山の頂上に付くと、この正体が判明しました。
大きな掲示板に金剛山100回登山者、200回登山者、300回、500回、
最後に1000回登山者の名前がずらり、記名してありました。
「金剛山を登る会」がある様子でした。これを励みに多くの登山者が早朝、
一気に走るように頂上を往復しているのでした。
頂上は奥多摩の御岳山の様な感じで、神社があり関西ではポピュラーな山のようでした。
ここから水越峠のバス停まで北上して一気に下りました。
このコースは人が少なく、森林浴のハイキングを楽しめました。
道は良く整備されており、とても歩きやすかったです。
峠からは、またきつい登りがはじまりました。
途中で今度は関西娘の２人に追い抜かれてしまいました。
２人とも汗びっしょりかいて、ハアハア言いながら登り、
とても速い２人でした。「暑いですねぇ」「速いなぁー」
などと言葉をかけて、会話を楽しんでしまいました。
今回のコースは尾根の縦走というよりも、１日に２つの山を登るという感じでした。
ほどなく葛城山の頂上付近につきました。
カタクリ、ツツジなどの草原とお花畑の展望の良い頂上です。
奈良県側からロープウェーで登ってくる人も多く、頂上だけでも200人もいる感じでした。
頂上からは朝、登ってきた金剛山が大きくどっしりと独立峰としてかっこ良く見えました。
少し休んで、ロープウェーの下の道を下りました。
GWなので、この道も多くの登山者に会いました。
「コン二チワ」の挨拶を言い続けて下りました。
あっという間に下り、バスで奈良県の御所（ごせ）という所に行き、
ここから近鉄線で１回乗り換えて、あべの橋に戻りました。
指定した新幹線まで少し時間があったので、天王子公園（入場150円）に入り、
５月の微風を浴びながら、気持ちよく少しお昼寝をしました。
安い新幹線「ぷらっとこだま」でゆっくりと帰りました。
天気が良く、暑く、かなり日に焼けました。
関西のハイキングコースは、奥多摩、丹沢とはまた植生、
地形等が異なり、独特な雰囲気で新鮮でした。登山者も関西弁で、
暖かく、気さくな感じで、関西の山が好きになりました。
タイム：550ホテル―610あべの橋―640古市―650*735富田林―800登山口
・・・920金剛山・・・1040水越峠・・・1150*1215葛城山・・・1310ロープウェー駅
―1400御所―1520あべの橋―1640新大阪―2100新横浜
金剛山 頂上
金剛山から葛城山への道
葛城山へ向かう
カタクリの花 葛城山から金剛山を見る
広い葛城山 頂上
ロープウェーで簡単に登れる・・・
下山 御所駅
