上越・守門岳


2006年6月11日 新潟県
メンバー:友野、妻



6月11日、新潟県の守門岳に行ってきました。守門は今回で3回目の登山となります。過去の2回はGWに山スキーで行った覚えがありうます。今回は妻と2人でアイゼン&ピッケルを持っての残雪登山となりました。実は11日は中ア・木曽駒が岳に行く予定でしたが、天気予報を見たところ天気が悪そうでしたので、梅雨前線から遠い、天気予報でも比較的よさそうな新潟県の山。しかも出来るだけ北寄りの山・・ということで、守門岳を選びました。結果的に天気が良くて正解でした。



前日、18:00自宅(町田)発。八王子の回転すし屋で夕食。入間ICから圏央道、関越経由で、石打塩沢SAでワンボックス泊。うちの愛車ステップワゴンはまさに動くホテルで、いつも大活躍です。



翌朝は良く寝すぎて、7:00起床。周囲のスキー場や上越の山々を眺めつつ、朝飯。さらに車を走らせ、小出ICで下車、JR只見線沿いに行く。只見線は、福島県会津若松市の会津若松駅から新潟県魚沼市の小出駅までを結ぶJR東日本の鉄道路線。日本の豪雪地帯を走る鉄道です。道路は冬場は閉鎖で通行できない状態の様子で、今回は会津若松まで行ける・・とういう表示がありました。やがて雪をいただいた浅草岳、守門岳が見えてきます。車の右側には越後駒ケ岳が良く見えます。



9:00大白川スキー場の上部の登山口駐車場で車を止め、出発。車の数から判断して、本日はすでに10パーティーぐらいの先行者がある模様でした。下から雪が多く見えたので、一応、スパッツ、アイゼン、ピッケルを持って取り付きました。同時に40歳前後の我々よりすこし若い夫婦パーティー(新潟市から来た)も登り始めました。向こうのほうがペースが速いので、すぐに先に行ってもらいました。



いきなり尾根の急登がはじまり、30分ぐらいで開けた尾根上にでます。ここからは展望の良い登りが続きます。雪の多い守門の頂上や、うしろを向けば毛猛山や越後三山が良く見え、ここはパノラマコースです。来て良かったと思いました。途中、老夫婦とすれ違いました。聞くとすでに頂上を踏んできた様子。雪が多いです・・との事。その後も立て続けに、夫婦登山パーティーに会いました。我々も夫婦ですし、今日は奇遇です。もしかしてこの山は夫婦で登る山なのでしょうか。。。



取り付きの尾根からやがて頂上に続く主稜線近くになると、道も緩やかとなり、11:00ごろには、ついに雪原に出ました。ここから先はすべて雪の道です。今日は曇っているせいか6月の雪面は意外と落ち着いていて硬く、キックステップもままならない状態でしたので、すぐにアイゼンに履き替えました。



まだ頂上までは距離があるし、もう12:00近い。妻もバテてきたので、今日は頂上はあきらめ、アイゼン&ピッケルの歩行訓練に切り替えて、雪道を思う存分に散策することに決めました。



ここからは主稜線までは自由にルートをとることが可能なので、わざと練習のつもりで、急な直登コースをアイゼンを効かせながら、楽しく登りました。稜線は幅50mぐらいの広い雪稜でした。6月なのにこの雪の量にはびっくりしました。ここはガスったら確実に迷うところです。人も少ないのでトレースは見えなく、雪も硬いのでわかりません。自分でルートを判断して登ることになります。先行パーティーも良く登ったなあ・・と感心しましまた。ルートファインディング能力と雪上歩行の経験がないと行けないコースだと思いました。



広い稜線を10分くらい登り、広いピークを踏んで、記念写真をとり、12:30下山することにしました。下山は西側の雪の沢の中をまっすぐに下り、トラバースして元の夏道にもどりました。途中の展望の良いところでお湯を沸かして、コーヒーを入れました。山で飲むコーヒーはとても美味しく至福の1本でした。イワカガミなどの雪解けの高山植物を眺めながら、14:30駐車場に戻りました。



帰りに入広瀬村の寿和(すわ)温泉の露天風呂(500円)に入り、小出駅前の食堂(過去に何回もお世話になった、店頭にイケスがあり、いつもイワナが泳いでいるお店)で名物のへぎそばをたらふく食べて(3人前ぐらいを2人で食べた)帰りました。帰りの高速からも、越後駒が岳と八海山が真近にきれいに見えました。



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