奥多摩・丹波川水系・小室谷
2000年7月
メンバー:上原、三浦、友野(キヤノン生技研山仲間)
前夜、青梅街道の沢入り口に車を止めて仮眠。
ちょっとアルコールが入って、全員熟睡したため、寝坊した。
そのため、朝食をとって8:30に出発。
気温が高いので、沢の水は気持ちよい。
小室谷に入ると4−5mぐらいの滝が次々と現れて、快適に登れる。
渓相は奥多摩独特だ。丹沢や上越とは違う。
釜が大きく、滝の取り付き点までのヘヅリが厳しいところがある。
腰まで水につかる。
徐々に廊下状のところが出てくると、沢の中を歩くようになる。
暑いので快適に進む。
ゴルジュ帯の大きな釜は、積極的に泳ぐ。
小室谷の中間部は、泳ぐところが多い。
泳いでも、取り付きで苦戦するところも多い。
水中からの三点確保と微妙なバランス感覚が要求される。
体がだんだと冷えて来る。
取り付きが厳しく、疲れと消耗度の激しさが増す。
泳いでも取り付きに失敗して一旦戻って、再挑戦する場面もある。
滝の水流に逆らうように必死に泳いで取り付かなければならないところも出てくる。
水泳力も要求させてくる。
前半でさんざん泳がされて、かなり体力を消耗する。
廊下と釜の連続がつづく。楽しい楽しい。
後半は釜がなくなり、ナメ滝が出てきて、快適にのぼれる。
一箇所、涸れ滝で厳しいところがあり、ザイルを出した。
残置ボルトを頼りに、ザイルをかけて、腕力で登った。
きれいなナメ滝が連続している。
つめの登りは急で、消耗しきった体力には、きびしかった。
沢が長いので、寝坊して出発したため、稜線(大菩薩峠〜雷岩)に
出た時は17:00だった。
大菩薩嶺を経由して、丸川峠に19:00.
泉川林道を下り、車についたのは21:00だった。
疲労困憊したが、久々に充実した沢登りが楽しめた。