丹沢・谷太郎川水系・鳥屋待沢
2005年7月3日
メンバー:上原、、中村、蒲池、山口、友野(キヤノン生技研 山仲間)
丹沢・谷太郎川・鳥屋待沢
7月3日、会社の若者(30歳代2名、20歳代2名、私51歳1名)と5名で、丹沢の前衛峰・三峰山に突き上げる鳥屋待沢(ガイドでは初級)に行ってきました。JR町田駅に7時集合、私のステップワゴンで厚木経由で、谷太郎川(宮沢湖の手前)沿いの林道に入りました。
今回は私の相棒・上原君(TWV・OB)を除いて、他の3名は沢の初心者で、中村君、蒲池君は2回目、山口君は初めてでした。皆やる気満々で、沢用シューズ、ヘルメット、ハーネス、カラビナ等を買って揃えてくれました。山口君も沢用のシューズを買ってきました。
鳥屋待沢出会いの林道に車を置き、8時20分出発。小道を500mぐらい歩くと沢らしくなり、靴がぬれてしまうので、沢シューズに履き替えていよいよ入渓。最初は滝のないきれいな沢歩きが1時間ほど続きました。
最初のF1・15mは両側ヌルヌルでフリーでは登れそうもありません。ザイル使って練習しましょう・・ということになって、私が巻き道から上に登って、ザイルを確保して垂らしました。中間部は水流を右から左に渡るシャワークライミングがあって、度胸がいるところです。蒲池君、山口君は案の定、そこで滑落してビショビショになって、ザイルで引っ張りあげました。しかし中村君はバランス良く落ちずに完登。さらに上原君は最初から難しい左コースを突破して登ってきました。なかなかレベル高いパーティーでした。
その後は、きれいなゴルジュや微妙なバランスを要求される小滝がいっぱいあって、スリル満点のおもしろい沢でした。初心の山口君は小滝でも何度も滑落し、腕を擦りむいて血だらけ状態でした。それでも元剣道部のガッツと丈夫な体でカバーでき、必死でついてきました(すごい!)。
もう1箇所、上部がヤバイ8m滝で全員ザイルを使って登りました。沢も枯れ、最後のツメに差し掛かったところで立ち往生。落石多発地帯で前に進めなくなり、ザイルをフィックスして、各自がエイト環をずらしして自己確保しながら、登る場面もありました。前の人が引き起こす10〜50Kgほどの落石を避けながら登るような危険な場所でした。その後も、シュリンゲ(細引き)を繋ぎ合わせて3mぐらいにして、フィックス・ロープにしたところが3箇所もありました。
ザイルワークに時間を費やしまて、やっと14時に無事に三峰山頂に着きました。今日は曇りでハイカーは1名きりでした。頂上でゆっくり休んで食事をしてから、14時半、ハイキングコースを楽しく下りました。
途中、休んでいるとヒルがいました。良く見ると足首、靴にたかっています。ズボンをめくると皆、スネが喰われ血に染まっていました。びっくり。ヒルは吸血です。とても怖いです。丹沢でヒルに襲われたのは、初めてでした。
途中から雨が降ってきました。蒸暑いせいか、ヒルがだんだん大量に発生してきました。歩いていても、足にへばりついて、どんどん体の上のほうに上がってきました。私はウエスト(Tシャツの境目)を喰われました。首筋をやられた人もいました。5分おきに、立ち止まって、足首についた10〜20匹を追い払うのですが、敵はしつこく、また体にまとわりついてきます。
雨が降ってきて、ヒルが元気になった様子です。地面を見ると1平方メールあたりに20〜30匹はいる状態で、皆、尺取虫の様な動きで人間に向かって一斉に進んできます。とにかく早足で下りました。それでも足からくっ付いてくる非常にいやな虫でした。下山して舗装道路に出たところで、やっとヒルから逃れることができました。初心の山口君は真っ青で、雨の中、パンチ一丁で裸になって、ヒルを追い払い、点検に夢中でした。
16時下山。短い沢でしたが、私にとっても丹沢・初級にしては厳しい沢でした。さらに丹沢でヒルの大群は初体験でした(以前、谷川岳では体験しましたが・・)。今日は前半は、スリル満点、後半は虫パニック・・・まさにインデージョンズか何かの映画のような体験でした。天気の悪い日は沢は禁物です・・・。
PS、翌日、我が家の居間にも1匹ヒルが歩いていた・・と家内が言っていました。ギョ!
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